ゴキブリが突然死する原因として、殺虫剤や毒餌剤、自然死、天敵による捕食などが一般的ですが、それ以外にも、いくつかの例外的な要因が考えられます。例えば、急激な温度変化です。ゴキブリは変温動物であり、急激な温度変化に弱い性質があります。真夏の暑い日に、エアコンの効いた部屋から、高温の屋外に出た場合などに、ショック死することがあります。また、強い衝撃を受けた場合も、突然死することがあります。例えば、誤って踏み潰してしまったり、物を落としてしまったりした場合などです。さらに、稀なケースですが、寄生虫や病気によって突然死することもあります。ゴキブリに寄生する寄生虫としては、ハリガネムシなどが知られています。これらの寄生虫に感染すると、ゴキブリは行動を操られ、最終的には死に至ります。家の中でゴキブリの死骸を見つけることは、家の衛生状態を判断する一つの指標となります。もし、頻繁にゴキブリの死骸を見かけるようであれば、家のどこかにゴキブリが繁殖しやすい環境がある可能性があります。例えば、食べ残しやゴミが放置されている、水回りが汚れている、掃除が行き届いていないなどの状況が考えられます。ゴキブリは、不衛生な環境を好み、そこで繁殖します。そのため、ゴキブリの死骸を頻繁に見かけるということは、家の中がゴキブリにとって住みやすい環境になっている可能性を示唆しています。一方、ゴキブリの死骸をたまに見かける程度であれば、外部から侵入したゴキブリが、何らかの原因で死んだ可能性も考えられます。この場合は、家の衛生状態に問題がないこともあります。しかし、念のため、ゴキブリの侵入経路を塞ぐなどの対策を講じることをおすすめします。