おしゃれでモダンなイメージのあるコンクリート打ちっぱなし住宅ですが、ゴキブリ対策の面では注意が必要です。コンクリート打ちっぱなし住宅は、壁や天井にクロスなどが貼られていないため、一見するとゴキブリが隠れる場所がないように思えます。しかし、実際には、コンクリートの隙間や、配管周り、設備の裏側など、ゴキブリが侵入・潜伏できる場所は数多く存在します。また、コンクリート打ちっぱなし住宅は、気密性が高い場合が多く、一度ゴキブリが侵入すると、繁殖しやすい環境になってしまうことがあります。さらに、コンクリートは熱を蓄えやすいため、夏場は室内が高温になりやすく、ゴキブリの活動を活発化させる可能性があります。これらの理由から、コンクリート打ちっぱなし住宅では、通常の住宅以上に、ゴキブリ対策を徹底する必要があります。コンクリート打ちっぱなし住宅でゴキブリが発生しやすい場所は、いくつかあります。まず、キッチンや洗面所、浴室などの水回りです。これらの場所は、ゴキブリの餌となる食べ残しや水滴、湿気などがあり、ゴキブリにとって魅力的な環境です。次に、コンクリートの隙間やひび割れです。コンクリート打ちっぱなし住宅は、壁や天井にクロスなどが貼られていないため、コンクリートの隙間やひび割れが露出していることがあります。これらの隙間は、ゴキブリの侵入経路や隠れ場所となります。また、配管周りや、電気配線なども、ゴキブリの侵入経路となりやすいです。壁と配管の隙間や、コンセントの裏側などは、ゴキブリが潜みやすい場所です。さらに、家具の裏側や、家電製品の裏側なども、ゴキブリが隠れやすい場所です。これらの場所を重点的にチェックし、対策を講じることが重要です。